欧博あなたのまちの水道水は?全国PFAS検出状況マップ
松井名誉教授
◎「黄色でも安心していいと考えられる」
「一定程度検出された地域(マップで黄色)に住んでいても、びっくりする必要はありません。あくまで目標値以下なので、安心していい数字だと考えています。一方、一般的に水質は変動するものなので、45ナノグラム以上など目標値に非常に近い場合、次の検査を含めて濃度が下がるかどうかウォッチしていく必要があります。
定量下限値もしくは検出下限値未満(マップで水色)は極めて低い値です。水の中の物質をすべて取り除くということは難しく、一般に目標値の10分の1以下と考えられるため心配の必要はありません」
◎「正しく知ることが大事」
「まずは、PFASという物質について正しく勉強していくことが重要です。検査結果については水道事業者のホームページに載っているところもあるので、自分のところの濃度が、過去から最近にわたってどうなっているかを見ることが大事です。環境省のホームページにもPFASの対応について掲載されています。
またPFASは慢性毒性といって、この水を飲んだらすぐ影響が出るというものではなく、一定の濃度以上の水を長い間摂取すると影響が出るかもしれないとされているものです。PFASのリスクはわからないところがあるので、目標値の50に近い数値の場合はウォッチして、事業体もなるべく数値を下げるようにしたほうがいいです」
2025-05-13 01:36 点击量:4