欧博abg百日咳(せき) ことしの患者が1万人超える 去年1年間の倍以上に 5週連続で過去最多を更新
子どもを中心に感染し激しいせきが続く「百日せき」の流行が続いています。
4月27日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者数は2176人で、前の週から292人増えて5週連続で過去最多となりました。
ことしこれまでの患者数の累計は1万人を超え、去年1年間の累計の2倍以上となっています。
百日せきは激しいせきが続く細菌性の感染症で、特に生後6か月以下の乳児が感染すると重症化して死亡するおそれもあります。
国立健康危機管理研究機構によりますと、先月27日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者数は2176人で、前の週から292人増え、今の方法で記録を取り始めた2018年以降で最も多くなりました。
患者数が過去最多となるのは5週連続です。
都道府県ごとにみますと
▽東京都と福岡県で142人
▽新潟県で132人
▽兵庫県で110人
▽大阪府で105人などとなっています。
また、ことしこれまでの累計の患者数は1万1921人と、1万人を超え、すでに去年1年間の2倍以上となっています。
今シーズンは患者数の増加に伴い、ワクチンを接種する前の乳児が死亡したり重症化したりするケースが報告されているほか、これまで治療に使われてきた抗菌薬が効かない「耐性菌」に感染するケースも各地で報告されています。
日本小児科学会は、生後2か月を迎えたら速やかに定期接種のワクチンを接種するなど、重症化リスクの高い乳児への対策を呼びかけています。
2025-06-04 01:04 点击量:7